先日、車で日高市の巾着田に曼珠沙華を観に行きました。近所のママ友親子も同乗しての行動だったのですが、その道中でヨソのお子さんにうちの子が噛まれました。そんな時、皆さんはどのように対応するのでしょう?
後部座席で噛まれる
この時期、巾着田の曼珠沙華といえば観光バスが連なるくらいの場所なので、まぁ周囲もスゴい渋滞です。道中が長かった、とか現地で遊んで疲れた、とか色々背景もあったのでしょう。
ちなみに、配置は前席ヤンメイ夫婦、後席、ヤンメイの子とママ友親子です。帰路の途中、後部座席から
あっ、シンちゃん(仮名)ダメでしょ!(ママ友)
うわ〜ん、ママ痛い〜っ!(うちの子)
との声が。
相手のお子さんとは普段からよく遊んでいてすごく仲良し、という間柄でもなかったので。時々小競り合いの声はしていたのですが、ついに必殺技が炸裂しました。
まぁ、ママ友さんがうちに謝り、子供を叱り、と普通の流れでその場は終了。40分程して、ママ友さん親子を降ろしてから確認すると、噛まれたところがまだちょっと赤い跡に。
アクセル・ブレーキ論
で、その時、ヤンメイがびっくりするような事を妻がのたまいました。
ママ〜、痛い〜、じゃない。ただヤラれてるだけじゃダメでしょ!ヤラれたらやり返しなさい!
おおっ!?
そうくるか…
大陸のヤツら強いもんな〜。
こうやって幼少時からメンタル鍛えてるのか…
当然、良し悪しあると思います。特に今の日本の風土では歓迎されない考え方である、と分かってもいます。
でも、全否定する気にはなれないんですよね。
人生にはアクセルとブレーキ、両方のペダルが必要だと思いますが、日本人というか日本社会って、ブレーキ重視のメンタリティな気がするんですよ。
ブレーキを踏まない子にブレーキを踏むことを教えるより、アクセルを踏めない子にアクセルを踏ませる方が難しいのでは?と思います。
これまで見てきた我が子は、どうやらブレーキが得意そう。なので、今のうちから意識してアクセルを踏むことを教えないとなぁ、と考えていたので。今回の妻の教えもありだな、と。
ヤラれたらやり返すでいいのか?
一見過激に見える妻の主張は、2つのテーマがあります。
ママ〜、痛い〜、じゃない!ただヤラれてるだけじゃダメでしょ!
ここには、大げさに言えば、
他人は助けてくれない!
自分の足で立って歩くのだ!
という、非常に大陸的なメンタリティを感じます。人にチクっても解決するとは限りませんからね。
まぁ、問題なのは後者
ヤラれたらやり返しなさい!
これもね、必要なメンタリティではあるな、と。
威張るものではないけれど、舐められてはいけない。これは大事なことです。
強く出る相手には弱いくせに、こいつはチョロい、と認定すると嵩にかかってくる手合いというのは必ずいます。押し合わないのも大切ですが、押された分退いていくというのは得策ではありません。
ただヤラれてはいないんだ!という強い意志を示すことは平和への道でもあると思うんですよね。
昔の男の子家庭だと、日本でも普通に言ってたことかも知れません。実際にやり返すかは別として、そういう気構えを植え付けるわけです。(暴力はダメだ、という前提の上でね)
まぁ、噛まれたら噛み返すだけでなく、実際に自分の子が色々な場面で加害者になることを想像すると、そっちの方がよりストレスではありますが。
ともあれ、妻とはちょっと違いますが、ヤンメイの中で1つの教育方針が出来ました。やるな!より、やれ!と前に出ていくメンタルを養うことにします。