日本礼讃記事が多いなか、逆張りするみたいで、申し訳ないのですが。
時々、外国人が日本のトイレを褒めている、って記事目にしませんか?中には、日本でウォッシュレットを買って帰る観光客までいる、とか。
まぁ、そんな絶賛するほどではないよなぁ、とは思いつつ、まんざらでもない気持ちはありました、正直。
ところが、当たり前と思っていた日本のトイレ文化に、まさかのダメ出しが出ました!一体、何が問題なのか?
今回は日本のトイレ文化についてのお話。
トイレと手洗い
日常生活でヤンメイ、どうしても許せないモノがあります。
トイレで手を洗わないオヤジです!
サービスエリア、ファミレス、スーパー。いたるところにトイレがありますが。ヤンメイが手を洗っていると、手を洗わずにその後ろを通り過ぎるオッサンが一定数いるのです。
これがすっごくイヤ!
なんでオッサンは手を洗わないのか!?
ヤンメイが長々と丁寧に手洗いをしてるとかではありませんよ。隣が空いてても、洗わない人が必ずいます!
基本、他人なんかどうでもいい、他人の行動には理解がある方なのですが。どうにもこれが苦手でイヤだ、なんて話を妻としておりました。
すると妻は「日本人は清潔過ぎるよね」と自身の幼少期の話をし始めました。
中国のトイレ事情
彼女の子供の頃は、学校のトイレはミゾであった、と。(道路の側溝とかよりちょっと深い溝?)長いミゾに大勢でまたがって用を足すが、毎回流す訳ではない。(ある程度溜まると清掃員が流す)休み時間は短いし、混んでいて紙がなくなってしまう時は、ピピッと身体で滴を切っておしまいなこともあった、と。
それで、手を洗わないこともあったが、別に病気になったり、体調不良にもならなかった、と。
まぁね、日本もちょっと前まではどっぽん便所だったり、その昔は縄を使ったとも聞きますけど。なかなかワイルドな幼児体験、ゴチです!
イヤ!私こんなの絶対ダメ!!
って方もいるとは思いますが。
なんかね、ヤンメイは改めて自分が気にしていることが、いかにどうでもいいことか、考えさせられました。
なんで手を洗うのか?
ヤンメイがなぜ手を洗うのかというと、幼稚園の頃から、
トイレから出たら手を洗う!
食事の前には手を洗う!
外から帰ったらうがい手洗い!
と言われて育ったからです。あまり考えず、習慣的にやっていました。子供の頃からのマインドコントロールが継続中なだけ、とも言えますね。完全に思考停止状態です。
本当は
衛生的に暮らす=健康に過ごす、病気にならない、為に手を洗うんですよ。考えてみれば。
しかし、そこまでマメに手を洗わなくても健康でした、という実例があるのなら。そんなに頻繁に手を洗わなくても、本当は問題がないのかも知れません。
あとは気分の問題ですよね、実は。
日本の清潔好きは異常?
それどころか。清潔にし過ぎることが、免疫力や抵抗力を低下させているかも知れない、という話もあります。
以下はその一例。
牛小屋のエンドトキシンで花粉アレルギーが改善するか
ざっくり言うと、乳幼児期に家畜の糞が近くにある環境で育った子は、そうでない子と比べてアレルギーの発症が少なかった、というドイツの大学の研究があったよ、という話から派生しています。
一方、大雑把な衛生環境で育った妻ですが、現在は外から帰るとすぐにシャワーを浴びる生活です。そして、最近は花粉症になり「体が弱くなった」とこぼしています。
これは清潔になったせいで抵抗力が落ちたのか、年齢のせいなのか分からないですけど。ともあれ、あまり快適過ぎ、清潔過ぎでは体が弱くなるというのは同意します。冬の室内も外気と大差ない環境で暮らしている義両親は、風邪ひとつひきませんからね。
世界は汚れに満ちている
手洗いをしないオッサンを毛嫌いしてきたヤンメイですが。そのばっちい手で触られた吊り革、食器、カウンターとかを共用してる訳ですよ、結局。かと言って、吊り革を触る時はハンカチ越しで、とか電車の椅子には座れない、なんてことはないので。
じゃあ、何を気にしていたのかな?、と。もちろん感情的には嫌なんだけど、嫌がっていたものの実態はないに等しいものかも知れません。
考えてみれば、トイレの外に手を洗う場所がない、なんてケースも世界中にはたくさんありそうですし。まぁ、バイキンだらけの不潔なところなんですよ、世界は。
結局、最後に口に物を入れる段階で手がキレイならいい訳です。これからは食事前の手洗いだけを徹底して、ヤンメイも娘もテキトーな衛生環境で免疫力を鍛えようか思っています。
できるかなぁ…