実はかなり迷ったエントリーでした。今回はヤンメイ家で行った貸別荘の紹介なんだけど、これを拡めてしまったら自分達が借りられなくなるんじゃないか?とケチな根性が出てきてしまい。
まぁ、とは言え、本当に良いものは世に広まって欲しいし、ウチカミの拡散力などたかが知れてますからね。公式ブログもアクセスは一万/日くらいあるし、yahoo!トラベルや楽天トラベルにも載ってますし。大勢に影響はないけど、本気で宿を探す人のプラスになれば、と腹をくくってのエントリー。
今回は福島にある貸別荘、談のん暖が素晴らしいよ、と利用した感想をクチコミするお話。
夏の裏磐梯の魅力
はい、今夏、ヤンメイ家では福島県の貸別荘〝談のん暖〟に泊まってきました。福島県の耶麻郡北塩原村にある貸別荘です。
どこだそれ?
地名だとそうなるかと。
いわゆる、〝裏磐梯〟という辺りで猪苗代湖の北側の山中に位置します。裏磐梯でも五色沼の近所なのですが、そもそも五色沼がマイナーですからね。猪苗代湖のちょっと北、というイメージで十分です。
今回行ってみて、何が一番良かったか。
涼しい!
これに尽きます。本当に涼しかったです。日本中がうだるような暑さ。伝統の避暑地、軽井沢ですらエリアによっては暑いというのに。裏磐梯、涼しいんだ、これが。まだ紫陽花が咲いてるんですよ、8月に!アイキャッチ画像をご確認下さい。
宿はデフォルトでエアコンが付いていません。が、扇風機のみで十分。というか、それすら使っていません。シーリングファンという天井からぶら下がった換気装置を少し使ったくらいです。久々にクーラーのない夜を過ごしましたよ。さすが磐梯高原です。すごいね、高原!
逆に。裏磐梯ならではの素晴らしさって、実はあまりないです。いや、あるんですよ。五色沼散策とか、プールとか、美術館とか。観光するところはそれなりにあります。
でも。幼稚園児を連れて行くにはどれもイマイチなんですよ。散策ったって、子供が森の中をただ歩いて楽しいと思います?沼の美しさに感動します?プールはありですけど、わざわざ福島じゃなくてもいいし、ガチの美術館だと静かに鑑賞するのも大変。
なので、一番の良さは「涼しくて快適」ってとこかな?と。
えーっ、それだけ?
いやいやいや、まさかね。というか、本当のオススメポイントは後述しますけど、この談のん暖という貸別荘自体なんですよ。
子連れ五色沼の楽しみ方
その前に、モデルケースではないけれど。ヤンメイ家が裏磐梯をどう過ごしたかの一例をご紹介。
ランチビュッフェ
まずは、着くなりランチビュッフェです。
冬はスキー場になるグランデコリゾートで、夏限定の富良野自然塾、というイベントをやっています。自然環境への学びを深めるための参加型体験学習のようです。
でも、それは幼児連れにはどうでも良くて。その一環で北海道の味覚〝北の味ビュッフェ〟をやっていたので、行ってきました。
雨だったので、自然塾はなし?全然人がいなくてレストランも貸切でした!ヤンメイ、ビュッフェの貸切りって初めてでびっくりですよ。(後半、2組追加で来ました)
ジンギスカンや鮭のちゃんちゃん焼きなど北海道らしいメニューがいっぱいなのに、客は我々だけです。慌てて追加されるメニューもチラホラ(誰もいなかったし)。でも、一番のお目当ては海鮮のっけ盛り丼。妻も娘も海鮮大好きですからね。サーモンもイクラも小柱も乗せ放題。福島に到着するなり、全然福島らしくないメニューで盛り上がりました!
意外に美味しかったのが、蒸したトウモロコシとジャガイモ。ビュッフェで食べるか?と思ったんですけど。食べたらめっちょこ美味かったです。
諸橋近代美術館
ヤンメイ娘、ついに美術館デビューです。まぁ、連れて行ってみないことには、楽しむのか嫌いなのかも分からないですからね。中では静かにするんだよ、とお約束をして館内へ。
諸橋近代美術館はアジアで唯一、サルバドール・ダリの常設展示をしている美術館です。なるほど、沢山の意味不明なオブジェがありました。シュールレアリズムはヤンメイには難しかったようです。娘の目にはどんな風に映ったのか。あまり興味はなさそうでしたが。
この美術館は展示もさることながら、外観が素敵です。青空と水面に映る建物だけでもインパクトがあります。芝生でのんびりするのも素敵な過ごし方だと思います。雨上がりで濡れてたので座れませんでしたけど。
毘沙門沼で手漕ぎボート
五色沼というのは実は1つの沼のことではなく、近所にあるいくつかの沼をまとめて五色沼と呼んでいます。富士五湖、という名前の湖がないのと同じ感じ。
その中でも一番大きな沼、毘沙門沼だけには手漕ぎボートがあります。単純ですが子連れには鉄板なので、30分コースにトライ。もっともっと、もう1回!というリクエストを受けながら、30分で終了。景色も良いし、沼の色もキレイだし、なかなか楽しかったです。
翌日も訳あって再挑戦することになり、妻と交代で1時間漕ぎ、良い運動になりました。慣れてきたら終わりって感じであっという間でしたね。
ちなみに、妻が驚いたのは、ライフジャケットを着ないこと。いや、受付には置いてはあるんですが、受付の人も誰も勧めないし、正直帰る時にその存在に気付いたくらい。普通、日本で手漕ぎボートでライフジャケットは着ないよね?中国は着るの?
妻的には、日本は観光地は大体柵があったり、過剰に安全対策をとるのに、転覆の恐れのあるボートでライフジャケットを着ないって、違和感があったみたい。
参考までに
毘沙門沼ボート
30分700円、1時間1300円です。
五色沼散策
五色沼には自然探勝路という4kmに満たないハイキングコースがあり、沢山の沼を眺めながら散策が出来ます。この辺りの沼は水中に鉱物が含まれていて、キレイな青色(バスクリン的?)をしているので、それはなかなかの景観です。
ヤンメイ達はお店が開く9時前からこちらで散步をしてきました。朝の爽やかな空気が気持ち良かったです。
が、子供的には全然面白くないので。終わったらまたボートに乗せてあげる、とエサで釣りながら小一時間の散歩をさせました。体動かさないと体力余って寝ないしね。多分、幼児には退屈だったと思います。
桧原湖観光
五色沼は小さな沼の群ですが、その近くには遊覧船やモーターボートを楽しめる、南北に18kmある湖、桧原湖があります。それなりに大きく、湖面には島もあるので船遊びも楽しいと思うのですが。とある理由から毘沙門沼に戻り、あちらでボートに乗ることに。
その理由とは…
ボート屋のおじさんが残念。
なんだそれ?
いやね、桧原湖にも手漕ぎボートがあってね。前日の30分では遊び足りないみたいだったので、リベンジしたいな、と窓口へ。
すると、手漕ぎボートは1000円/時なのに、「子連れならスワンが楽しいよ」と1500円/30分の足漕ぎスワンボートやら、「天気も良くなってきたからモーターボートもいいんじゃない」と5000円〜/30分〜のモーターボートを勧めてきたり、商魂たくましいのです。
いや、こっちは手漕ぎボートをお願いします、と言ってるんですが。なんかあんまり露骨に売上を上げたそうなので、桧原湖を離れて毘沙門沼に戻ってしまいました。
ちなみに、ヤンメイ達の他にほとんどお客さんはおらず。料金的には桧原湖の方がお得なのですが、なぜか手漕ぎボートのお客さんは毘沙門沼に殺到していました。
そんな訳で桧原湖は観光してません。
貸別荘の素晴らしさ
それで。今回の旅行の良さの大部分は貸別荘の素晴らしさです。子連れで貸別荘って凄く良いのです。一棟が一家族で貸切って贅沢ですよね。以下に、その素晴らしさを列挙。
気兼ねがない
ホテルやペンションだと、部屋で飛び跳ねたり走り回ったりって、やっぱり迷惑で気を遣います。が、貸別荘ならその点はなんの心配もいりません。
特に、この談のん暖さんは隣の建物との距離が広いので、より快適です。さすがに夏は窓を開けてますので、話し声は聞こえますけど。他の宿泊施設と比べて格段に気が楽です。
広々ゆったり
14畳のリビング+キッチン。お風呂も広々快適なのが一階。二階は10畳の和寝室にお布団を敷いて寝ます。トイレは一階だけですけど。これだけのスペースが一家族で貸切!大人5、6人でも全然いけるスペースです。
子供って、階段大好きじゃありません?うちはマンション住まいで階段がないので、室内に階段があるだけで子供のテンションが上がるんですよね。
しかも、和室に布団なのでベッドから落ちる心配もない。好きなだけゴロゴロ転がっていいのって、大人も快適です。
食事も自由
宿にお願いすれば、朝晩はご飯を用意してもらうことが出来ます。バーベキューも選べます。これも材料から用意してもらってもよし、道具だけ借りてもよし。
自分達でキッチンで自炊したり、買ってきたものを食べるなら、時間も完全に自由。好きな時間に起きて、好きな時間に食べればいいので、決まった時間に食堂に行く、という手間もありません。
鍋やフライパンはもちろん、炊飯器やトースターもあります。コーヒーメーカーとコーヒーも用意されているので、ヤンメイ家は牛乳を持ち込んでカフェ・オ・レを楽しんでいます。
薪ストーブがある
夏は関係ないのですが。こちらの別荘には薪ストーブがあり、冬は最高に暖かいのです。
また、この火(ストーブ)に薪をくべる、という行為は、それ自体がなんか楽しいのです。何なんだろう?火遊びなのかな?
実はヤンメイ達は冬にもこちらを訪れています。その時、めちゃくちゃ快適だったので、1度夏にも来てみよう、という流れからの今回だったのです。
ちなみに、冬は窓も締め切っているし、雪に閉ざされているし、本当に静かで、子供が騒いでも全然迷惑にならないと思います。
料金がリーズナブル
これだけの建物に泊まって、夏休みでも大人1人で素泊まり1泊で7000円くらいです!ご飯の内容や人数でも変わるでしょうが、かなりリーズナブルだと思いません?
もちろん、食事付きでこれくらいの宿もあるにはありますけど。内容的にこちらに迫る宿はなかなか見つからないと思います。
特に、子供が小さい頃に楽しく過ごす宿としては、内容、値段とも本当にありがたいです。
多分、宿的には人数が多い方が料金もいただけるので、ヤンメイ達のようにミニマムな家族はあまりありがたくないのかも知れませんが。オーナー夫妻はいつも暖かく迎えてくださいます。
そんな訳で。レンタルハウス談のん暖、最高です!とても快適に過ごせる素晴らしい宿です。これを読んで、いいな!と思った方は、スターとかいりませんので、是非ヤンメイ達が予約をしないタイミングで訪れてみて下さい。
子連れ家庭のレジャーは貸別荘が快適だった、というお話でした。