以前、外国人であるヤンメイ妻オススメの、日本の銘菓ベスト3について書きました。
しかし、今年ついに、長年不動だったこのランキングに変動が!!
という訳で、中国人であるヤンメイ妻が選ぶ日本の銘菓ランキング、「来日以来、もっとも美味しいと思ったお菓子 2019」をお送りします。ベテラン外国人(?)は一体どんなお菓子を喜ぶのでしょうか?
3位
六花亭・マルセイバターサンド
言わずと知れた北海道お菓子界の雄、六花亭のレーズンバターサンド!やはり今回もランクインです。クッキー、バター、ラムレーズンそれぞれの美味しさとバランスの良さがたまりません。
ですが、ヤンメイ家では万年2位、不動の2位の座を堅守していたマルセイバターサンドでしたが、ついにその座を追われるときがきました。
単に妻の好みの問題なんで、六花亭さんには何の問題もないのですが。やはり、どんどんと新しいお菓子が出てくる中で、飽きられずに愛され続ける商品を出すって大変なことです。でも、中国人観光客の多い北海道で、白い恋人と人気を二分にするほど中国人ウケが良いのだとか。
六花亭さんの写真掲載についてはステキなエピソードがありますので、是非前回の記事もお読み下さい。
2位
笛木製菓・生どら焼
笛木製菓、初めて聞く方がほとんどでしょう。群馬県ローカルのお店なので。ヤンメイ達も昨年、子供のスキーで水上を訪れて初めて知ったお店ですが、創業80年の老舗和菓子屋さんでした!その「生どら焼」とは、どら焼きのあんこの代わりに生クリームを詰め込んだ創作和菓子。
たまたまスキーの帰り道で妻が興味を示して、単身降りて買ってきたのが出会いでした。しかし、当時のヤンメイは運転中の眠気を恐れ、妻に勧められても食べなかったんですよ。いつもなら食い下がってくるのに、すぐ退くなんて珍しいな、と思ったのですけど。
今年食べてみてわかりましたよ!
美味しすぎる!!
そりゃぁ無理に勧めないわ!!独リデタベタナ…
いや、ちょっと愛情が食欲に負けた気がしなくもないですが、自業自得だしな…。それも納得の美味しさなのです!
ふわっふわのどら皮。
それに包まれる絶妙な甘さの生クリーム。
でも、洋菓子が形を変えただけの代物でなく、ちゃんと皮はどら焼きの風味を残しています。これは明らかに「どら」!美味いっっっ!2019年、2日目から大感動ですよ!!
ヤンメイ、買ったその場、駐車場で停車したまま食べたのですが。あまりの美味さにすぐさま下車し、すでに8個買っていたところをさらに6個追加して買ってしまった、という逸品です。 そんなに買って大丈夫かって?冷蔵と冷凍を選べるので、ほとんどを冷凍で買ったのですよ、ふっふっふっ。
しかし、冷凍から解凍しても「ふわっふわ」。どんな魔法を使っているのか?材料も実直に添加物とか保存料とか一切なし!!素晴らしいです。
味は、小倉、栗、抹茶、いちご、チョコに季節限定の雪どら(フルーツ入り)がありますが、ヤンメイ家のおすすめは抹茶と小倉です!
これ、本当に全国レベルの美味しさですよ。マツコとかに紹介されたら確実に〝ずんだシェイク〟レベルにブレイク出来る実力を秘めています。あぁ、ウチカミに拡散力がないのが恨めしい。機会があれば是非!!
ちなみに、赤い背景の写真は公式サイトより許可をいただいて掲載しています。六花亭さんに許可をいただいたのに味を占めてご連絡。ゆる~い感じで快諾いただきました。感謝!
1位
明石屋・軽羹(かるかん)
しかし、それだけ「生どら」を持ちあげつつも、1位はかるかんなのかって?
そうです。それだけ、こちらのかるかんは美味しいのです。皮というか、餡のない本体だけのシンプルさ。その絶妙な歯応えとほんのりした甘さ。口に広がるほのかな山芋の風味。
一見シンプルなのにこの多層感のある味わいにはいつもびっくりさせられます。(なかなか食べられませんけど)これぞ日本の味の粋だと妻は感じています。
ぶっちゃけてしまうと、このベスト3はどれも本当に美味しく優劣付け難いのですが。より、飾り気のない、一見シンプルなのに深い味わいがある点が、ヤンメイ妻の好きな和食を連想させた、というのがかるかんの勝因でしょうか。
日本のお菓子ゆえに、より「和」を求めるようになったのかな?2位の生どらも小倉や抹茶推しだし。
そういう点では、前回3位だった洋菓子のチョコレートケーキが圏外に行ったこととも繋がりますね。もちろん、テオブロマさんも相変わらず美味しいですけど、美味しいチョコレート屋さんが乱立してきて、頭一個抜けた感じじゃなくなったのもありそう。
中国にも美味しいケーキ屋さん、増えてきましたし。今後は、より「和」テイストが外国人、中国人にウケるのかも。
そんな、適当な考察をしつつ、外国人妻の好きなお菓子ランキング2019のご紹介を終わります。