みなさん、あけましておめでとうございます!いよいよ仕事始めですね。まだエンジンかからない方も、まったりお楽しみいただければ。
さて、すっかり恒例となってしまった正月レジャー。一度始めてしまうと、なんか当たり前に毎年行くと思ってるんですよね、妻子は。省庁でなくとも既得権益は手放せないものなんですね。
とはいえ、今年は家の工事も真っ最中ですし、今年こそ節約するぞ!と思っていたのですが。
妻の中国人仲間と貸別荘で年越しをすることになり、やはり雪国に出かけてしまいました。結局毎年これか!?他家族と迎える年越しというのは初めてですけどね。
今回はそんな、中国風(?)年越し旅行のお話。
年越し旅行計画
そんな訳で、今年こそ正月の遠出は見合わせよう、というつもりだったのですが。何やら妻が仲間とバーベキューの企画をしているうちに、それ自体は流れてしまい、何故か企画自体が泊まりの旅行に成長しておりました。
企画の骨子としては、小学生や幼稚園児のいる3家族で大晦日に旅行をしようと。ヤンメイ家以外の2家族もビジネスオーナーなので、なかなか連休を取れないらしく。年末年始は良いタイミングなのです。
ご存知ないかも知れませんが、中国ではお正月を盛大に祝う習慣はありません。むしろ、祝うのは大晦日で、ここで大御馳走を並べ親戚や仲間が集まり、わいわい賑やかに過ごすのが中華風年越しなのです。北海道や東北でもそういう習慣の地域があるらしいですね。
しかし、普通に宿をとると大晦日から御馳走を食べ、そのままわいわいと年越しに突入って難しいじゃないですか?なので、3LDKくらいの貸別荘を借りる方が自由に過ごせて良いよね、と。リビングスペースで宴会を行い、就寝は各家族ごとに各部屋で、というプランを思い付きました。それで見つけたのがこちらのサイト。
貸別荘は色々ありますが、どうせなら冬は海よりも雪山の方が子供を遊ばせるのに良い、とそちら方面で探すことしばし。豪華ではありませんが、学生時代の合宿を思わせる宿が北軽井沢に見つかり早速電話予約。
クレジットカードも使えず、きょうび振込みですよ。基本の宿代を人数分振込み、当日、シーツ代と暖房費を1人千円程度お支払いするシステムでした。さすがにあと数年でネット予約とキャッシュレス化だろうなぁ。
後日、宿泊クーポンが郵送されてきて、それを当日管理室にお渡しするシステムでした。最近、なんでもスマホで出来てたのでかえって新鮮でしたね。さぁ、ヤンメイの仕事はここまで。あとは当日を待つばかりです。
寄り道はハルニレテラス
宿は碓氷軽井沢ICから15kmほどの距離なので、出発はのんびり9時過ぎに。それでも休憩1回で11時過ぎには現地到着。早めのお昼を、と近くのショップレストランの集合施設、ハルニレテラスに。
こちら、星野リゾートの施設で最近の軽井沢らしいオシャレな場所ではありますが、その分かなり混雑していました。11時半の時点でレストランは結構待つ感じ。耐えられずに近くの全然お客のいないソバ屋さんに入ったのは今年最後の失敗でしたが、それは余談。
忘れずにメモしておきたいのはHarvest Nagai Farmさんとベーカリー沢村さんです!いや、失敗したお昼の穴埋め兼、駐車場を無料にするためのお買い物用に立ち寄ったお店でしたが、どちらも抜群に美味しかったです。
Harvest Nagai Farmさんはジェラート屋さん。10種類ほどのメニューがどれも美味しそうだったので、紙のカップにダブルとトリプルで5種類をオーダー。いや、3人で食べるのでそんなスゴい量ではないです。1000円程度で5種類なら良心的ですよね。
頼んだのはかぼちゃ、イチゴ、チョコレート、抹茶、ピスタチオ。それぞれがすべて大当たり!!妻は抹茶、ヤン娘はイチゴ、ヤンメイはピスタチオ推しでしたが、全てなかなか他店では食べられない美味しさでした。特に、ヤンメイ、これまでピスタチオはテオブロマだと思っていましたが、完全に推し変です。アイスなのにむしろ、本物より香ばしい!?近くに行ったら必ず立ち寄りたい所が出来ました。
ベーカリー沢村さんはパン屋さんですが、実はラスクを買っただけでした。ほら、駐車券の買い物金額合わせにちょっと買い足ししたくてね。ところが、車の中で何の気なしにツマんだら、昼飯後、ジェラートを食べた後なのに後を引く美味しさにビックリ!
アーモンドラスクも香ばしくて美味しいのですが、実はゲテっぽい味噌ラスクが絶品なのですよ!!小さなお菓子で500円程もするのですが、納得の内容です。あまりに美味しいので、翌日もわざわざ立ち寄り、がっつり10個ほど買い込んでしまいました。
いや〜。なんか軽井沢のオシャレげな店なんて全然柄じゃないというか、むしろ敬遠してたのですが。星野リゾート、キャッチーでハイレベルでした。コロッとやられましたよ。気になった方は是非やられて下さい。
懐かしいお正月
そんな寄り道をしていたら結構風が強くなってきて、雪遊びするのが結構寒そうな感じに。特にヤンメイ娘の雪遊びはかまくら作りとか地味系なので身体が冷えるのです。
なので、予定を変更して早めのチェックインに。なかなか秘境感のある細道を不安を感じつつ進んで、何とか管理事務所にたどり着きました。
中はちょっと古めかしく、本当に学生時代の合宿所を思い出しましたが必要充分。広いリビングに調理器具も食器も揃っているので全然問題なしです。すごいのはね、居室は当然、洗面所、トイレ、脱衣所にまでストーブがあり、常時つけておくように言われたこと。軽井沢、確かに寒いですわ。
そんなで、建物内を見廻ったり、周囲を散策していたら他の2家族も各々到着。少し早いですが夕飯の支度が始まりました。といっても今回のメインは鍋。あんまりやることはありません。別に、中国のお正月定番が鍋、ということではないようですが、大人数で囲む食卓には鍋が楽で良いですね。
子供達はスキヤキ、大人は海鮮鍋です!ヤンメイ以外純粋な日本人はいないのですが、皆さん日本滞在が長いので、スキヤキなんて味付けから生卵まで完璧ですよ!豪華な霜降り和牛をたっぷり使い、若者達には肉をどーんっ!!めっちゃ美味しそう。
海鮮鍋もエビ、ホタテ、アワビ、ハマグリ、豪華な海の幸が山盛りです。カニは当然タラバガニ!それを食べ易いようにハサミであらかじめ切れ目を入れておく細かさ!なのに、エビは殻ごとなんだよなぁ。そこに違和感があるのはヤンメイだけのようでしたが。
とはいえ、めっちゃ美味かったですよ!酔いが回ってきたら作業が雑になってきて、後半はせっかくの2色鍋が混ざってたのはご愛嬌です。とにかく今回の参加者、中華屋さんのオーナー厳選の海鮮ですからどう食べても美味い!!
そんな大ご馳走を前に4時半から夕飯が始まり、延々呑み食いを続けてカウントダウンまで。いや、本当、あの人達スゴい健啖家です。ずーっと食べてずーっと呑んでる!!ヤンメイもいつもの倍の近く呑み食いしましたが、それをはるかに超えましたね、彼らの食欲は。ヤンメイは1時に切り上げましたが、中国人男性は3時くらいまで続けてたみたいです。
実は、親戚以外の中国人と時間を忘れて飲み明かしたのは初めてでしたが、酔えばグチも出るし、話は繰り返しになるし、全然日本人の飲みと一緒でした(笑)。鍋の〆はうどんだったし。
彼らの飲みはカラッとしてるんですよ。他人に飲みを強要することもないし、礼儀とかうるさくないし。とても気楽で良い宴席でした。
ちなみに、ヤンメイ、宴会中に中座してひとっ風呂浴びて来ました。他の中国人は、イヤ〜、あまり湯船は入らないよねー、なんて言ってたんだけど、いざ浴室で湯船をみたらやっぱり浸かっちゃった、と。こうしてだんだん異文化に染まっていくのか、文化を超えたお風呂の魅力なのか。そんなギャップも面白いですね。
今回、3家族11人での年越しでしたが、ヤンメイ家では祖母亡き後、大家族で集まるお正月ってなくなっていて。ウチは一人っ子だし、従兄弟もなく、親戚も少ないので。こうしてゴチャッと集まるお正月は久々で懐かしい感じでした。子供達は楽しかったみたいなので、これからもこうした催しは時々やるかも知れませんね。
続きは次回の講釈で
今回の参加者は皆さん日本が長く、みんな日本語が堪能なので、基本オール日本語イベントでした。酔っても日本語なんですよ。優し〜い!
お子さん達もそれぞれ日本の学校に通っているので皆んな普通にバイリンガルで。その辺、ウチは家庭内での会話も日本語なので、子供の中国語力はほぼないのです。この辺りも、今後影響を受けてくれるといいなぁ、なんて親は目論んでいるのですが、それも余談。
楽しい時間はあっという間で。ヤンメイ家は場所を移してもう1泊ですが、他の2家族はお帰りになるので早々にチェックアウトです。
ちなみに、中華のオーナーさんは鍋や調理器具、ガスコンロまで持参なさってくださり、ミニバンがギュウギュウになる程の大荷物でした。感謝感謝!!
さて、その後、アサマ2000パークというゲレンデに行くという続きのお話があるのですが、長くなるのでそれはまた次回。次回かなぁ?こないだも宮古島番外編とか言って書けてないしなぁ。まぁ、記録なので、忘れないウチに書こうね、ヤンメイ!
今年も、自分に優しく、自分に甘く。のんびりまったり書いていきますが、お付き合い頂ければ幸いです。今年もよろしくお願い致します。