パソコンが壊れて電源が入らなくなりました。修理に出す際、データの保障は出来ませんとのことなので、自力でデータを抜き出してみました。業者に頼むと高いしね。
まぁ、そんなに難しくはありませんでしたが、やはり記録は大切なので、ここに記しておきます。
今回は、パソコンなんか全然分からない素人が、壊れたパソコンのハードドライブから直接データを抜き出した方法のお話。
修理に出すのも大変だ
修理屋さんのお話
前々回、パソコンが壊れちゃって、中を開けてもダメだった、というエントリーを書きました。それで、近所の修理屋さんに持ち込んだところ、思ったより事態は深刻で、マザーボード交換の可能性が高い、とのこと。
よく分からないけれど、最低でも4万円コースで、期間は待ち時間も含めて2週間、その上データの保障は出来ない、とのことでした。
DELLのカスタマーセンターのお話
DELLのカスタマーセンターにも修理依頼の連絡してました。すると、まず診断をするので送ってくれ、と。その時点で5800円ですよ、と。
そこで、修理箇所が判明したら見積りを出すので、依頼の可否を決めて下さい、とのこと。
ちなみに、依頼にあたってはOSのログインIDやログインパスワードが必要とか、Windowsのローカルアカウントやマイクロソフトアカウントを用意しろだなの、すっかり忘れている情報の提示が求められるのでかなりテンションが下がります。何しろ、パソコンの電源が入らないので調べることもままならないのです。
なんか面倒くさくなっちゃったなぁ。
なので、困った時のカスタマーセンター頼り、と電話をすることに。
すると、分からなくても修理は出来るけど、場合によってはやはりデータは消えちゃうかも、とのことでした。
自力救助してみよう
どのみち修理に出すとデータの保全の保障はないわけです。じゃあ、この動かないパソコンからデータを救い出しておきたいところです。調べてみると、パソコンを開いて中のSSDやHDDを外して、直接他のパソコンとコードで繋ぐと外付けハードのように使えるので、それでデータの取り出しをすることに。
直接データを取り出そう
用意するもの
ケースオープナー
前回パソコンを開いた時は自作ヘラで対応しましたが、毎回作るのも面倒だし機能面でもあまり優秀ではありません。パソコンを開くのは今回限り、という訳ではなくなりそうなので、ちゃんとヘラを買うことにしました。
Amazonで探すと色々ありましたが、こちらなんかお安くて良さげなのでポチリ。これで裏のフタ開けが簡単になりました。
USB変換ケーブル
後はSSDやHDDをパソコンに繋ぐコードを買わないと。こちらの商品はHDDもSSDもともに繋げるようなので便利そう。USBから電源を取れますが、一応安定作動のために電源付きを用意しました。
手順
SSDのコピー
前回同様に裏フタというかベースカバーを開きます。おおっ!慣れてきたのと専用の道具があるので、物凄く楽に開きましたよ。やはり道具は素晴らしい!
さて、この部分がSSDのようですが。あれ?引っこ抜いてみたけど、アダプタと形状が合いませんね。どうやらSSDもコネクタに色んな形式があって、使えるものと使えないものがあるようです。
どうやらヤンメイのSSDはM.2 SATA SSDというタイプでこのコネクターでは繋がりません。
早速失敗!
まぁ、Cドライブにはあまりデータとして重要なものは少ないからいいか。仕方ない。
HDDのコピー
こちらも本体から外してコードと接続したいところですが、他の部品(バッテリー?)が上から被さっていてマニュアル通りに行きません。マニュアルとはちょっと違いますが、HDDの根元から本体と外すことにします。
しかし、あれ?なんかHDDの外枠が邪魔して変換ケーブルのコネクタが刺さりません。これも、カバーのビスを外してズラして解決。本当は全部外すのが美しいのでしょうが、現状復帰の手間を減らすために省エネ対応です。
こちらは、ケーブルを別PCと繋ぐと、外部ストレージと認識したのかすんなり読み込めました。ファイルから必要なデータ(ぽいもの?)をコピーして無事終了。
さて、これで最悪、修理でデータが破損しても最低限の被害で済みそうです。あと、2、3試してみたいことがあるので、実際修理に出すかはもう少し検討かなぁ。
そんな、壊れたパソコンにケーブルを繋いで直接データを取り出してみたよ、というお話でした。皆さんも、バックアップは小まめに取っておきましょうね。