いや、正確には日本「固有の」遊びじゃないというね。あやとりに興じる妻子を見て、「えっ、ヤンメイ妻はあやとり出来るの?」と驚いた次第。
まぁ、考えてみれば、あんなシンプルな遊び、世界のどこにあってもおかしくはないよな、と。
なんで日本固有の遊びだと思ってたんだろう、恥ずかしい。今回はそんな、思い込みが間違えていたお話。
ヤンメイの思い込み
結婚以来、ヤンメイ妻とあやとりをしてみよう、となったことがなかったので不覚にも知らなかったのですが。妻はあやとりできました。なんとなく勝手に、外国人があやとりをやる、とは思っていなかったのですけど。子供の頃から普通にやっていたそうです。
妻の年齢を考えるとインターネットで伝来した訳がないので、おそらく昔から大陸にも同様の遊びがあったのでしょうね。ヒモがあれば出来るシンプルな遊びなので、起源を特定するのは難しそうですが、世界中にあっておかしくはないな、と。
もしかしたら、日本へは中国経由で伝来したのかも知れません。日本で自然発生していてもおかしくはないですけど。
ヤンメイ妻は格言の類が好きで、「中国では○○と言うんだけど〜」と向こうの格言とか四字熟語とかを紹介してくれるのだけど、それって大体日本にもあるヤツで。つくづく日本の文化は借り物というか、異国から伝わってきたものなんだなぁ、と思う機会が多いです。
でも、そのヤンメイにしたってあやとりを自国の固有の文化だと思っていたくらいなので。自分の育った文化を他所にはないものだ、と思い込む傾向は日本人の特徴なのか、ヤンメイの特性なのか。
少なくとも、「韓国はなんでも自国起源にしたがる」なんて笑えません。〝他国にあると知らない〟ことは〝自国にしかない〟という思い込みととても近い気がします。
いや、単に、あやとりは日本起源じゃないのか、って驚きを伝えたいだけだったんですけどね。
日本固有のモノは
じゃあ、日本固有のものを探そう!という意地ではないんですけど。ふと疑問に思って、アメリカ人の友人にあやとりの有無を訊いてみました。
どうやらアメリカではメジャーでないみたい。同世代の人が子供の頃にあやとりをした、という話にはなりませんでした。
が、そこから話が派生してお祭りの話になりまして。アメリカだと、お祭りと言ってもカーニバル、移動サーカス、移動遊園地みたいなものだった、と。
ボーリングではないけど、穴にボールを投げ入れるゲームや射的があった、と。あとはもうちょっと大掛かりな機械式の乗り物が多かった、とのこと。まぁ、移動遊園地だもんなぁ。広い土地のアメリカらしい気がしますね。
ただ、今考えると安全面的にはイマイチな危険な乗り物もあって事故も珍しくなかったそうですが。そんな大味なところにもアメリカを感じます。
出店の屋台的なものはホットドッグとポップコーン、アイスクリームだそうで。アイスクリームって日本ではお祭り屋台としては馴染みがないけれど、アメリカではタコ焼き並の定番屋台らしい。
日本だとタコ焼きと焼きもろこし、焼きそば、あんず飴、わたがしとかが定番?これは日本固有のモノと言えるかも知れないなぁ。
ちなみに、中国の屋台の定番は?と妻に訊いてみたところ「およそ考え付く全ての食べ物は屋台になるし、定番とかないから」と素っ気ない答えが返ってきました。真実は分かりません。現場からは以上です。