動物園とか水族館とか池とか海とか。とにかく子供って生き物にエサをあげるのが大好きです。いや、大人も好きな人はいると思いますが。特に動物や魚のいる施設ではエサやりは定番化していて、あげるためのエサが完備されています。
今回は明確な答えなんかない、なんで子供はあんなにエサやりが好きなんだろうな、と疑問に思ったお話。
エサやりは楽しい
いくつかの動物園だと、エサやりが有料イベントになっていて、入場料を払ってなお、その施設の動物にエサをあげるのに別途料金がかかります。思い返せば、以前行った那須サファリパークでも虎やライオンにエサをあげる有料オプションがありました。
そこまでじゃなくても、ふれあい動物エリアみたいところでのエサやりも100円くらいのエサを売っていることは多いです。鯉のいる池でもエサを売っているのは結構見ますね。
お子さんのいる方だとよくそういうシチュエーションがあると思います。ヤンメイ娘も機会があれば生き物にエサをあげたがります。
これってなかなか不思議な行為で。もっと小さい幼児の頃、動物に近づくこと自体は怖いんだけどエサはあげたい、という矛盾したところもありました。
特に、動物へのエサやりで草とかを持った状態であげる時などは、手が結構動物の口に近いですから、動物慣れしていない子はちょっとビビっても無理はないかと思うのですが、それでもあげたいんですよね。
最近、山梨に行った時もヤンメイ妻とヤン娘は鯉にエサをあげておりました。あれってなかなかシュールというか、ホラーな絵面なんですよね。自分に向かってあの目で一心に口をぱくぱくさせて寄って来る、重なりあってうようよしている鯉というのは、可愛いというよりは完全に怖いんですけど?エサ持った視線で見るとむしろ好ましいんでしょうかね?
エサやり本能?
結構小さい子もエサやりをしたがることを考えると、割と人間の原初的な欲求なのかな?と思います。給餌欲?
もうちょっと年齢の上がった子供にみられる「お世話をしたい」欲求の一部なのか別物なのか。あまり幼児の場合、上位に立っていることを確認して支配欲を充足させている、という程の感情ではない、もっとライトな欲求な気がします。あげる → 食べる → 嬉しい みたいな。
期待通りの行動がとられるから嬉しいのでしょうかね?餌やりの楽しさを表す心理学用語ってあるのかな?ヤンメイの調査力と根気ではどちらも簡単には発見出来ませんでしたが。
ともあれ、ふと子供ってエサやりが好きだよな、何が楽しいのかな?とヤン娘相手に実験をしてみました。いや、単に、果物を食べているときに「あ〜ん」して食べさせてみた訳です。全く余談ですが、ヤンメイ家ではフルーツはカットして出されることが多く、「あ〜ん」がしやすいのです。
果たして、ヤン娘は期待通りパクっと食いついて、美味しそうに食べてくれました。
…楽しい!
なんかジワる楽しさです。これは…ついエサやりしちゃうよね。思わず繰り返し与えてしまいましたが、毎回嬉しそうに完食してくれました。なんとなく「甘える」欲求が満たされるのかヤン娘も楽しそうです。
何故かは全然分かりませんが、エサやりは楽しい、ということは凄く分かりました。そして、子供のいる家庭だと自宅で簡単にエサやりできる、ということも。大人はいつの間にこの楽しさを忘れてしまうんでしょうね。
そんな、エサやりは子供も大人も楽しいよね、という近年で最も無益なお話でした。タイトルの答えは出せませんでした。家族のいる方は一度、人相手にお試しください。意外に楽しいです。