ウソっ!?気が付けば1ヶ月半もブログ更新してませんでした。いや、ヤンメイ元気に生きております。
さて、もはや50日近く前の話なのですが、絶賛来日中(?)のお義父さんにDIYをお願いしたところ、思った以上に個性の差が出ました。いや、能力差でもあるのですが、根本的には気質の差というか。
どこまでが個人の資質で、どこまでが民族的、人種的差か分からないのですが、なんかこうやって日本(人)は中国(人)に負けてゆくのかなぁ、と思ってしまう出来事がありまして。
今回はDIYから見えた日中の差のお話。
ヤンメイの計画
今回の来日にあたり、あまり暇になり過ぎないよう、お義父さんに依頼するDIYをいくつか考えていました。もちろん、3ヶ月もかかるものではないのですけど、中には面倒な依頼もあり、ある程度は間が保つかなぁ、という仕事量でした。
まずは手始めに玄関ウッドデッキのペンキ塗りです。去年の梅雨前に塗ったのですが、夏の日差しを受けて意外に早く褪色しはじめました。これですぐまたカビるとかはないでしょうが、定期的に塗り直しは必要です。まだ1年ではありますが、これをお義父さんに依頼。
前回、ヤンメイは養生とヤスリがけに約3時間。2度塗りも含めて全工程でほぼ1日を費やしました。しかも、それで面倒になってしまい、面積的にはその4倍くらいの広さの母屋傍のウッドデッキは手付かずに置いておきました。なので今回はこれも塗ってもらおう。
更に言うと、同時期に作った物干し台と製作から2年経ったレイズベッドも塗り直してもらっちゃおうという計画。余力があればですが。
ヤンメイの作業を参考にすると、玄関と母屋のウッドデッキで早くても3日はかかるでしょう。それに物干しとレイズドベッドの塗りも1日はかかりそう。梅雨時だったので晴れの日ばかりではないでしょうから、どれだけ作業が進められるか分かりません。
まぁ、ヤンメイの休日には一緒に作業させてもらえば更に早く出来上がってしまいますが、追加作業を合わせると4〜5日分の予定を用意したつもりでした。
チャイナスピード
ですが、依頼の翌日、帰宅してみたら全ての作業が終わっていました!
正確にはウッドデッキ作業と物干し台は全て終了。翌日にレイズドベッドの塗り直しも行われ、ヤンメイの予想の倍以上の速さで仕事をしていただきました。
ウソ!?早過ぎない!?
いやいや、本当です。しかし、予想外のこともありました。ヤンメイもあまり説明していなかったのですが、前の塗装を電動ヤスリである程度落とすとか木肌を露出させるとか、その辺の工程はほぼカットです。
あと、お義父さん、ヤンメイの塗りより上手ということもあるのでしょうが、養生も最低限。お陰で早いは早いのですが、多少のはみ出しとか汚れもありました。
凄く丁寧ではない。しかし、必要十分なクオリティ。速度は倍以上。そういうことです。
これ、確かに下地がキレイじゃなくても、多少はみ出したりしても、それで困るかと言えば困りません。実際、一年で塗り直すような環境を考えれば、またすぐ褪色してしまうでしょうし、そこまでのクオリティいらないと言えばいらないです。はみ出しだって、その後いちいち家の外のはみ出しを目にする機会があるかと言えば、掃除の時にちょっと目に留まる程度でそもそも家周りそんな掃除しないし…。
そう考えると、ヤンメイのやりたかったことって、あまり必要のないこだわりなんですよね。
性格の差?
他にも、塗り直してもらった物干しの手直しをお義父さんがしてくれた時の話。大工としてのヤンメイクオリティも決して褒められたものではなくて。一年使ううちに竿を掛ける部分がガタついてきていました。
お義父さん、アバウトはアバウトなんですが、こういうのは気になるみたいで、「直すから材料と道具を貸して」と。お渡しすると、その場でフリーハンドで木片をカット(多少斜めっている)、あっという間に補修を完成させました。
これ、ヤンメイだと、木片の長さを測り、線を引き、補助具を当てて木を真っ直ぐ切る、という工程で、片付けも含めやはり3、4倍の時間がかかったと思います。
あと少し違う話なのですが、最近、ラミーキューブという数字合わせのボードゲームを義母も含めた4人でやっております。そのプレイ中に、パイを出す時のこと。イメージ的には1、2、3萬と萬子を並べて出す時のようにパイを並べて出すのですが、時々お義母さんは1、3、2萬みたいな順番で出すのですよ、しかも3萬だけ逆さみたいに。
もちろん、用は足りています。たかだかゲームですし。ですが、日本人的にはなんか気持ち悪い。なんかこう、モヤっとする。これは小学生の娘も感じているし、日本の長いヤンメイ妻なんかもいちいち義母のパイを並べ替えたりしているので、いつしか感覚が近くなっているのでしょう。
そう、なんか日本人って整然としていないと嫌、とか角がきちっと揃っていないとダメ、みたいな無用の心の縛りがある。いわば幼少期からマインドコントロールされている気がします。必要性とか合理性というよりは、そうしないと落ち着かない、そうしないといられない的なこだわりがあるというかね。
で、それはそれで良いのだけど、やはり手間とか時間が余計かかってしまう、というのはあるよなぁと。それを必要性を加味しながらショートカットできる柔軟性があれば素晴らしいのだけど、もはや習い性で考えないでやっているので、ショートカットも上手く出来ない。そういう頭の硬さというか不器用さって、ヤンメイだけでなく多かれ少なかれ日本人にはあるのかなぁ、と思いまして。
そこで今回の時間差が発生すると、どうなるか?世の中にはそこまで精度を求められない仕事もあって、そこで納期が1/3とかだったら断然そっちに仕事が行ってしまうのではないか?そんな風に日本的やり方を変えられないでいるうちに、世界の各所で中国人だけじゃないけど、アバウトだけど仕事早い人達にいちいち競り負けていくのかなぁ、なんてことを考えてしまいましたよ。
いや、そんなことヤンメイが気にして日本がどうなるってことでもないのですが。単に、中国人仕事早ぇ〜!でもあの感じは真似出来ねぇ〜!!と思ったよ、というお話でした。こんなつまらないこだわりに縛られている日本人って、きっと他にもいますよねぇ?