ヤンメイの娘の幼稚園で、あるクラスが学級閉鎖になりました。インフルエンザ、流行ってますね。
ふと疑問に思い、中国では学級閉鎖があったかを尋ねたところ、面白い答えが聞けました。
今回は、そんな学級閉鎖の日中差についてのお話。
中国に学級閉鎖なんてありません
ヤンメイ妻、学級閉鎖の経験はないそうです。というのも、そもそも学級閉鎖という制度がなかったから。
今はどうなのか?中国全土でそうなのか?は分かりませんが、妻が学生の頃はそういった制度もなかったし、でも集団感染による大量欠席も経験しなかったそうです。
インフルエンザの予防接種も経験してないし、周りで受けている人もいなかったとか。中国は厚着ぶくぶくに子供を着膨れさせる文化ですが、なかなか丈夫じゃないですか!
学級閉鎖の意味って?
とはいえ、ヤンメイも自分のクラスが学級閉鎖になった経験はありません。いつも他の学年のどこかのクラス。自分のクラスもならないかなぁ、と心待ちにしていたものですが。←アホ
そもそも、学級閉鎖って、なんで行うか知ってますか?
ヤンメイはアホなので「多数の欠席者で授業の進度にクラス内の差を起こさせないため」という、日本的横並び発想ではないか?と思っていたんですけど。全然違いました。
「クラス、もしくは学校や地域への病気の蔓延を防ぐ」という 公衆衛生的な視点からの措置だったんです。
みんなが休んだら?
それに対して、中国の対応は全然違って面白いです。
体調に関しては自己責任というか、感染させるから出てくるな、という学校からの指導はないのですが。制度としては大量欠席者が出たクラスは、残り生徒を他のクラスに分散させて授業を受けさせるそうです。
逆ですね。真逆!
日本的な発想からすると、潜伏期間かも知れない感染容疑者を、多数のクラスに分散させるというすごい制度です!
しかし、このシステムで行ける、ということは不都合がないというか、これで上手く回ってるんでしょうね。
なぜか?以下は完全にヤンメイの推論ですが。まず、中国人は子供も含めて、しっかり食べて寝てるので、バタバタと病気で倒れない抵抗力があるのかな?と。
あと、もちろん学校や勉強は大切なんだけど、具合悪いときは無理してまで学校に行かないので、それほど感染が広まらないのかも。
逆に言うと、学校側で来るな!って言わないと少々具合悪くてもまずは休まず学校に行く!って、スゴい刷り込みの賜物だと思います。それって、ゲッホゲホしながら出社してたり大雪でも当然のように出勤している姿の原型ですね。やはり日本的精神は幼児期から育まれているんだなぁ。
ともあれ、中国には学校閉鎖ないんだって、ていう文化の違いのお話でした。