「鳥山先生に励ましの信(てがみ、中国ではこう書く)を送ろう」。ヤンメイの少年時代、週刊少年ジャンプのドラゴンボールの連載時、漫画の外枠に毎回このような文句が載っており。中国語など何も知らなかったけれど、同じ漢字で国によって意味が違うんだなぁ、と軽いカルチャーショックを受けたものでした。今回はそんなギャップのお話。
好きな花は何?
そんな話をしていた時のこと。意外にこういうリサーチって大事です。特に、ご機嫌を損ねた時のためにね。まぁ、ヤンメイ家にはテオブロマのサンフォアキンドスがあるんですけど。(詳しくは下記参照のこと)下手にダイエット中だと妨害工作とみなされて逆効果なので。
で、どんな花が好きか。
それぞれの性格が出ている気がします。
ヤンメイ:オンシジューム、かすみ草
妻:ダリア
ヤンメイは可愛らしい小振りな花が好きなんですが、妻はドンっと押出しが効く感じの、存在感のある花が好きなのでした。そこから派生し、花言葉を調べる妻。そこで妻が「え〜っ!?やっぱり」と笑うのです。
なになに?
オンシジュームの花言葉「可憐、協調、清楚」
うん、いい!いいじゃないの!
どこに笑う要素が?
「だって可怜だよ⁈可哀想だよ?」
??
可怜が可哀想?
君ハナニヲ言ッテルノカナ?
日中あるある、同字異義語
さて、何が起きたのでしょうか?
これは、冒頭のように、同じ漢字を使っていて、日本語と中国語で意味が違うことからすれ違いが生じていたのでした。
大体の場合、字が同じだとほとんど意味も同じなんですが、今回の「可憐(中国語では可怜)」の場合は惜しい、微妙な違いがあったんです。
日本語で可憐っていうと、「はかない」とか「可愛らしい」みたいな意味で、辞書には「憐れむべきから転じて」とあるけど、そんなにネガティヴな単語ではないですよね。ところが、中国語になると「哀れな」とか「可哀想な」って意味のネガティヴな単語になるんです。
例えば、日本では「可憐な女性」といういい方は悪口にはなりませんよね。むしろ、ちょっといい意味なくらい。ところが、中国でこれは完全にアウト。だって「気の毒な女性」って意味だもの。
少年サンデーで長期連載中の「絶対可憐チルドレン」なんかも、名作劇場にありそうな可哀想な雰囲気に受けとられてるんでしょうね。
ともあれ、ヤンメイは可哀想という花言葉の花が好きな人として、妻に認識されて笑われていたんです。
別に花言葉で花を選んだ訳じゃないしぃ〜!
いや、まぁ勉強になりました。